2016/02/01 09:00

前回少しお話した、スウェーデンの学校の話をしたいと思います。


私が行ったスウェーデンのサマースクールは、スウェーデンの中部にある伝統が残っているダーラナ地方のレークサンドというところで、首都のストックホルムから、長距離列車に揺られながら2〜3時間くらいの距離でした。
ダーラナ地方に近づくにつれて、車窓の風景がどんどん絵に描いたようなスウェーデンの景色に変わっていきました。

夏の北欧は最高にいい季節で、抜けるような青い空と、森の緑と、ファールンレッドと言われる伝統的な赤い家がとても美しい風景を作り出していました。
学校で知り合ったスウェーデンの人が教えてくれたのですが、この赤い家は、木々に囲まれた夏でも、雪に覆われた冬でも遠くから分かりやすく見えるからだそうです。確かに、スウェーデンは自然に多く囲まれた土地だし、家から遠く離れてしまうと、自分の家がどこにあるのか分からなくなりそうですよね。
特にその方は、赤い家でも玄関の扉が青いのが一番伝統的で好きだとおっしゃっていました。
ちょうど私の行った学校も青い扉のレッドハウスでしたので、ご紹介します。

素敵ですね〜北欧らしい青!って感じがします!
このダーラナ地方には、このレッドハウスが多く、スウェーデンにきたんだな〜と実感できる土地でした。
また大きな湖も沢山あって、そまわりをぐるっと赤い家が囲んでる景色がまたとても美しかったです。
授業のあとで、みんなで湖に泳ぎにいったりしたのですが、これがスウェーデンの過ごし方よ!と教えていただきました。
確かに湖に行ってみると、仕事帰りのお父さんがお子さんを連れて泳ぎに来ていたり、なんて充実した過ごし方なんだろう!と羨ましく思いました。

本当にみなさん夏を満喫されているようで、授業の途中10時と15時にスウェーデンの伝統でもあるFIKA(フィーカ)、お茶の時間には必ずみんなで外に出ておしゃべりをしていました。なぜなら夏がとても短く、冬の時間がとても長いので、夏を大事にしているんだそう。
なので、みんなで窓辺から夕日が沈むのをホウ〜とため息を漏らしながら見たりしていました。
夏の北欧は白夜で日が沈むのが夜の11時くらいなんですが、冬はいつ沈んだのかも分からないくらい薄暗い日々が続くので、きっと夕日も大事な夏の風物詩なんですね。
日本は梅雨があったとしても、年中雨と曇りの日以外は太陽がサンサンとしているので、太陽のありがたみを忘れていました。

次回は、授業などについてお話できればと思います。

Found&Made
サノ